ShopifyとWooCommerceを比較。小規模ECはどっち?
月額固定の運用基盤を選ぶのか、WordPress上で自由度と保守責任を持つのか。価格表だけでは見えない運用コストまでそろえて比べます。

サーバー、セキュリティ、更新の管理を分けず、少人数で販売へ集中するならShopify Basicが基準です。すでにWordPressの保守体制があり、コード・データ・拡張を自社で管理したいならWooCommerceを比較します。
現在の料金と条件
判断に使う数字と条件。
年払いの月額換算。月払いは4,850円。
オープンソース。月額利用料・売上歩合なし。
Shopify/WooCommerce。自社の担当範囲の違い。
WooCommerce 10.8以降の公式推奨。
HTTPS、MySQL 8.0+またはMariaDB 10.6+も推奨。
料金に保守時間と復旧体制を加える。
横並びで比較
ShopifyとWooCommerceの違いを6項目で比較
2026年9月2日に両社の公式ページで確認した通常条件です。契約、決済、サーバー、拡張機能の料金と必要環境は導入直前に再確認してください。
| 比較軸 | Shopify Basic | WooCommerce |
|---|---|---|
| 基本料金 | 年払い換算3,650円/月。月払い4,850円 | 本体0円。サーバー・ドメイン・拡張・保守は別途 |
| 決済 | Shopify Paymentsの国内標準カード3.55%+0円から | 選んだ決済代行の料率・固定費を支払う |
| サーバー・HTTPS | プラン内で運用基盤を提供 | 自社または保守先が契約・設定・更新 |
| 更新・バックアップ | プラットフォーム側の基盤運用へ寄せる | WordPress・WooCommerce・テーマ・拡張の互換性まで管理 |
| 拡張とデータ | アプリと標準APIを中心に拡張 | オープンソースを自社環境で編集・拡張 |
| 向く体制 | 少人数で販売と顧客対応へ集中 | WordPress保守と復旧を継続できる体制 |
確認事項 01
無料と月額を、12か月総費用へ置き換える。
WooCommerce本体が0円でも、EC運用全体が0円になるわけではありません。Shopifyのプラン料金と、WooCommerceのサーバー、ドメイン、決済、テーマ、拡張、保守時間を同じ12か月の表へ入れます。
- 01固定費をそろえる
Shopifyは選ぶ契約期間、WooCommerceはサーバーと有料拡張の更新単位を年額へそろえます。
- 02作業時間を費用にする
更新確認、互換性テスト、バックアップ、障害復旧に使う担当者時間も月次コストとして記録します。
- 03決済条件を分ける
カード、コンビニ、後払いなど、実際に使う決済ごとの料率・固定費・入金条件を足します。
確認事項 02
機能数より、誰が復旧するかを決める。
Shopifyは運用基盤をサービス側へ寄せやすく、WooCommerceは自社サーバー上のWordPressとして自由度を持てます。差が出るのは、更新や障害が起きたときの責任範囲です。
- 04Shopifyが合う
サーバーやPHPを管理せず、商品、注文、配送、顧客対応へ担当時間を集中したい。
- 05WooCommerceが合う
WordPress保守の担当者がいて、テーマ・プラグイン競合や復旧まで継続して管理できる。
- 06連絡先を一本化する
決済、サーバー、制作、拡張の問題を誰が切り分け、何時間以内に復旧判断するか決めます。
確認事項 03
WooCommerceは、必要環境と互換性を先に確認する。
WooCommerce 10.8以降の公式推奨は、WordPress 6.9以上、PHP 8.3以上、MySQL 8.0以上またはMariaDB 10.6以上、HTTPS、メモリ256MB以上です。既存サイトが満たすかだけでなく、テーマと必須拡張も同じ検証環境で更新します。
- 07本番前に複製する
バックアップから検証環境を作り、WordPress、WooCommerce、テーマ、拡張の更新順を確かめます。
- 08注文の端から端まで試す
商品3点で購入、通知、在庫、キャンセル、返金まで進め、メールと管理画面を照合します。
- 09更新を放置しない
古いソフトウェアやテーマ・プラグイン競合は不具合の原因になるため、担当日と復旧手順を決めます。
確認事項 04
移行は、データよりURLと運用停止時間から設計する。
どちらへ移す場合も、CSVが読み込めるだけでは完了しません。商品、画像、顧客、注文、会員、クーポン、SEO、未発送注文を分け、切替時点を決めます。
- 10移行台帳を作る
項目ごとに件数、移行方法、照合方法、移行しない理由を残します。
- 11URL対応表を持つ
検索流入と共有済みリンクを守るため、旧商品・カテゴリ・記事URLから新URLへの対応を作ります。
- 12戻す条件を決める
決済、通知、在庫、主要URLのどれかが確認できなければ旧環境へ戻す判断時刻を設定します。
よくある疑問
よくある疑問に、先に答える。
ShopifyとWooCommerceは、どちらが安いですか?
Shopify Basicは年払いの月額換算3,650円です。WooCommerce本体は無料で、月額利用料や売上歩合はありませんが、サーバー、ドメイン、決済、拡張機能、保守作業は別に必要です。12か月分の固定費と運用時間を同じ表へ入れて比べます。
WooCommerceは初心者でも運用できますか?
商品登録や注文管理は始められますが、WordPress、テーマ、プラグイン、PHP、データベースの更新、バックアップ、セキュリティ対応を誰が持つかを先に決めます。担当者や保守先が決まらない場合は、運用責任をまとめやすいShopifyを先に試します。
WordPressサイトがあるならWooCommerce一択ですか?
既存サイトがあるだけでは決まりません。対応するPHP・データベース環境、テーマとプラグインの互換性、決済、注文メール、障害時の復旧まで確認します。別ストアとしてShopifyを使い、既存サイトから案内する方法も比較します。
WooCommerceからShopifyへ移行できますか?
移行は可能ですが、商品、画像、顧客、注文、クーポン、会員、URL、リダイレクトを分けて照合します。拡張機能固有のデータは自動移行できない場合があるため、公開前にテスト注文と旧URL対応を確認します。
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公式情報